私は、東京ディズニーリゾートに行くと、日常から解き放たれた感覚になります。
あの場所でしか体験できないサービス、あの場所でしか見ることができない建物や景色があるからだと思います。
それを味わうために、年間約3,000万人ものゲストが訪れ、愛され続けています。
その秘訣を、TBS系列で2018年4月15日(東京ディズニーリゾートの誕生日)に放送された「ゲンバビト」という番組で紹介されていました。
番組では3名の「ゲンバビト」が紹介されていましたが、その中から一人の「ゲンバビト」を紹介したいと思います。
その方は、東京ディズニーリゾート内すべての植栽を管理する「ファシリティ技術部チーフエンジニア」岡井 仁さんです。
東京ディズニーリゾートに行くと、いつでも綺麗に花が咲いていて、定期的に変わっています。
東京ディズニーリゾートの年間の植栽の数は、樹木約64万本、草花約70万株にも及ぶそうです。
岡井さんはその数の「草花の種類」、「色」、「タイミング」、「回数」、「植え方」を決めているそうです。
ただ綺麗に咲かせるだけでなく、パークのエリアに合わせた植栽の演出をしているそうです。
トゥーンタウンでは、樹木をソフトクリームや穴あきチーズのように剪定したり、「ミニーの家」の前の植栽は、ミニーマウスのイメージに合わせた色合いにしています。
トゥモローランドは近未来をイメージしたエリアなので、花の色は「白と青」で植え方も線を出す(直線)ことを心掛け、人の手によってコントロールされている事を表すため、樹木を円柱型に剪定しています。
そして花は、ゲストがいなくなった深夜に、岡井さんの細やかな指示のもと、入れ替え作業が行われています。
公式ホームページでも「花と緑の散策」として、パーク内の植物の紹介をしています。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。