先日、30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率が発表され、全国で最も高かったのは、千葉市の85%でした。
ちょっと怖い話ですが、地震大国の日本にとって、避けては通れない課題です。
そこで、「東京ディズニーリゾート」にある施設の耐震性について、勝手に検証してみました。
これは、私個人的な考えのため、あくまで参考程度にしてください。
耐震基準について
建物の耐震基準については、建築基準法に耐震性に関する基準があります。
その耐震基準のなかでもターニングポイントがあります。
それが、1981年6月1日の建築基準法の大改正です。
これは1978年の宮城県沖地震を受けて改正されたもので、この改正以前を旧耐震基準、以降を新耐震基準と呼んでいます。
建築基準法の「新耐震基準」とは?
新耐震基準を簡単に説明すると、「大地震が起きても人命に関わる甚大な被害が出ないこと」。
簡単に説明すると、次のような基準があります。
1.震度6強から7に達する大規模地震で倒壊・崩壊しないこと。
2.震度5強程度の中規模地震ではほとんど損傷しないこと。
細かい内容については、専門的な内容となるため、この辺にしておきます。
東京ディズニーリゾートの施設の耐震性は?
東京ディズニーリゾートの建物は、1983年にオープンしているので、基本的には新耐震基準に適合していると考えられます。
しかし、あれほど大きな施設ですから、建築基準法の大改正時期に確認申請を取っている可能性があります。
また、新耐震基準に適合していても、絶対大丈夫とは言えません。
その理由が、熊本地震で大空間の天井や内装材が落下するという被害がありました。
私が気になった施設は、開園当時からあり、大空間がある「イッツ・ア・スモールワールド」、「カリブの海賊」、「ホーンテッドマンション」です。
2018年4月15日、リニューアルオープンした「イッツ・ア・スモールワールド」は、リニューアルにしては長いお休みだったので、お休みと合わせて、耐震工事も行われたのではないかと思います。
「ホーンテッドマンション」は、冬期間休止することが多いので、少しずつ改修しているのではないかと思います。
そして気になるのが、「カリブの海賊」です。2007年にリニューアルしていますが、期間が短いため、ちょっと判断が付きません。
その他の施設は、大空間もなく、「新耐震基準」で建築されていると思われるため、安心して楽しんでいいと思います。
また、東京ディズニーシーの施設は全て「新耐震基準」建築されているので安全だと思われます。
最後に気になるのは、埋め立て地のため、地震で揺られたときに水がわき出てくる「液状化現象」です。
浦安市全体が「液状化現象」を起こしやすい地盤のため、現状ではどうしようもないと思います。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。